Hideki Onoue
尾上 秀樹

尾上 秀樹 HIDEKI ONOUE

 

◆主な音楽活動・受賞歴
舞台「太平洋序曲」、TV「ザ 少年倶楽部」、映画「トワイライト ささらさや」、ゲーム「モンスターハンタークロス」、”SEKAI NO OWARI”の「ムーンライトステーション」などに参加。
2010年ロシア、サンクトペテルブルグで行われた「第一回テレムクロスオーバー国際音楽コンクール」にて、石垣秀基(尺八)とのユニット、HIDE+HIDEとして第一位、特別賞を受賞

 
◆プロフィール
6歳の6月6日より、母・藤本流総大師範 藤本弥尾地に師事。

三味線の修行の傍ら、90年代にはロックバンドのベース奏者として活動。
2001年バンド解散を機に中棹三味線に回帰。
2006年に尺八プレイヤー”石垣秀基”とのユニット、"HIDE×HIDE"を結成し活動開始。
2007年にSONY MUSIC DIRECTより、アルバム「日本~ネオジャパネスク」にてCDデビュー(当時は『秀々』)。
2009年、アルバム「nostalgia」を東映音楽出版 Heartレーベルより発売。このアルバムは日本とロシアで同時発売され、この年の12月にはアルバム収録曲2曲を、モスクワの「クレムリン大会宮殿」にて演奏している。
現在も中棹三味線奏者として自由で型にとらわれないオリジナルな三味線道を邁進中。

 

INSTRUMENT

三味線 SHAMISEN
 
三味線とは日本の弦楽器で、三本の糸を撥というヘラ状の道具で、はじいて音を鳴らす撥弦楽器です。三味線の歴史には様々な説がありますが、16世紀頃、琉球の三線(蛇皮線)が貿易によって堺にもたらされ琵琶法師たちがそれを改良し撥による演奏法になり、蛇皮の代わりに猫や犬の皮が使われるようになりました。その後、長唄、義太夫、常磐津、清元、地歌、新内、津軽など様々な三味線音楽が生まれ、それに合わせて三味線の形も細棹、中棹、太棹といった棹の太さや大きさの違うものが生まれました。また、三味線の素材としては紅木(こうき)材、紫檀(したん)、花林(かりん)材が使われ、撥には象牙や鼈甲、水牛のほか木やプラスチックなども使われます。AUN J クラシックオーケストラでは、尾上秀樹が中棹三味線、井上良平、井上公平が太棹の津軽三味線を担当しています。